近藤ようこと騒音寺@下北沢

あぁ、今日は何と幸せな日だろうか。

昼間は下北沢はshop yonpoで近藤ようこ先生のサイン会。以前に教育テレビの番組で話されているのは見たことあるけど、お会いするのはもちろん始めて。前に萩尾望都先生のトークショーに行ってご尊顔を拝見したときも思ったんだけど、漫画家さんって自画像のイメージより全然お美しくてたおやかで。本物が目の前に座ってらっしゃる。何だか恥ずかしくて直視できませんでした・・

初めて買った単行本は何だったか。いまwikiで調べてみたら「夏は来ぬ」以降の単行本はほぼすべて持っている。当時、先生が描く女性のうなじが好きで真似して落書きしたっけなぁ。漫画をバカにする母親に、ほら、こんな漫画もあるんだよ、って自慢するつもりで読ませたら、特に感想も言ってくれなくてガッカリしたのを覚えてる。それで、あぁこの人に何か分かってもらおうと思っても無理なんだわ、とか思ったっけ。たぶん中学の頃。それにしても、あの多感な時期に好きで、大人になった今も変わらず読み続けている漫画家って、近藤ようこ先生ぐらいです。

と言う訳ですっごく緊張したのですが、持参した「五色の舟」にサインしてもらい(先生、左利きだった!)、ちょうど人が途切れたところだったので、お願いして図々しくも写真まで撮ってもらってしまった。

で、そんな胸いっぱいの状態で夕方まで時間を潰し、夜はそのままQueにて騒音寺のワンマン!!これが、ホンットにホントに最高のライブでした。いやね、今までの騒音寺ももちろん好きで、日本の中で最高峰のロックをやっていることは間違いなかったのだけれど、ここに来てあの4人体制で完全にピシッと形になった姿を見ました。

とにかく多幸感に溢れていて、自然体。なべさん最初から最後まで絶好調。今日のタムさんめっちゃカッコ良かったなあ。こーへい君、バンドマンのすべらない話のMC以来であんなに喋ったの見たわ。素之助くんももすっかり頼れる屋台骨になってて。若いって成長早い。

騒音寺を初めて生で見てから6,7年経ってるんだけど、当初はもっとおどろおどろしい感じだった。今もその要素(いい意味でのロックの怪しさいかがわしさ)はあるんだけど、もっと観客との距離が近い、観客と一体感があるバンドになっている。それは若いメンバーの加入も一つの理由だろうけど、今日なべさんが言っていた、10年ぐらい前との気持ちの変化(お客さんへの感謝云々)が一番大きいと思う。結果的にバンドとして今が一番いい状態になっている。

もっと色んな人に騒音寺の音楽が届いて欲しい。もっと売れるべき。いや売れるはず。今日はそう確信しました。

人生のうちで今日みたいな日はそうそうあるもんじゃないと思い、久しぶりに日記書いてみた。さ、今週は仕事頑張れそうだ。