愛すべき酔っ払い達よ

今日の異常気象はいったい何だったんでしょう。早朝、ものすごい風の音で目が醒めたんだけど、あまりに現実的じゃない(今まで聞いたことのないような)すごい音がしているので、最初は夢かと思いましたよ。そうかと思ったら日中は初夏か春を思わせるポカポカ陽気。

天気いいなあ、家にいるの勿体無いなあと午前中2回ほど彼に電話したが応答無し。くーそー、まだ寝てやがるな。昨日のうちから約束しときゃ良かったかな。なーんて思いながら洗濯してたら案の定寝ぼけた声で電話がかかってきた。以下うちらの会話。

「あのね、天気いいから出かけない?」
「(寝ボケ声で)今から出かけたらそっち行くの夕方だよー。」
「いや、そうじゃなくてどっかで会うの映画とか。」
「ボーナス前で金ないっす・・」
「(無視して)わたしHDレコーダーとか欲しいと思ってるんだよね、そっからだとアキバ近いじゃん、買い物付き合ってよー。新宿でもいいけど」
「いや、アキバがいいんでショ?オタクだねえ・・うーん、どっちにしろ今日は床屋行くから来週にしよ、来週の予定は?
「(来週の予定確認して)分かった、じゃ来週ね。よーし今週中にどの機種買うか決めとこっと。」

時間にして5分あるかないか。週に1回話せばいい方です。でもって内容がこれだし。でもアレだよね。どうせ一緒にいても大したこと話してないしなあ。シュミの話やなんかで盛り上がるのは友達で、ほんっとどーーーでもいいことをダラダラふわふわ、ねえ聞いて〜って会話出来るのが恋人だと(私は)思ってるんですが、相手はどうなんだろ。実は鬱陶しいだけだったりして。



そろそろ新撰組はじまるなとNHKつけてボケッとしてたら、Sさん(大学の先輩)から電話。酔ってる。へへっ、酔って電話かけちゃう人っていますよねえ(って自分も昔はそうだったが)。テレビの音が気になりながら、先輩の話に耳を傾けると、

「年をとると新しいことに興味がなくなる」ってこの前の飲み会でKが行ってたが、○○(私の名前)は凄い勢いで否定してたよな、そんなこと無いって。」

「はあ、(いきなりこの人は何を言い出すんだ)、そんなこと言いましたっけねえ(記憶の糸を手繰り寄せ、そういえばそんな話題が出たかも)、あ、言ったかもしれないっすね(と適当に相槌)」

そこで相方のMさんに電話がかわる。いきなり前ぶり無く周囲の人間に電話を渡しちゃうのも酔っ払いの特徴です。

「あ、どうも、こんばんは」と私。この先輩はさらに年上なので私もちょっと腰低く。

「おい、おまえ言ってたよな、Kの言うことに反対してたよな、年取っても新しいことにどんどん興味は広がるって」

んん?この二人は一体なんの話をしていたんだ。加齢に伴う好奇心の減退があるか否かで議論してたんか。それで私の発言がネタになってたのかな??

「あ、はい、言いました、確かに言いました(もうすんごい適当に返事、このあたりで新撰組始まりそう)」

「よし、言ったならいいんだよ」

それを確認したら満足げ?な様子のMさん。

「あのー、そろそろ新撰組始まるんですよ」

「はあ?新撰組??」(それがどうしたという勢い)

「ですからね、新撰組が始まっちゃうからそろそろ電話切りたいなって」(かなり大先輩に邪険に)

「あっ(そういうことかとわかった様子で)そうなの、わりい、よし、じゃSに電話代わるよ」(代わんなくていいよ、もう切っていいよ)

そこで最初に電話かけてきたSさん登場「悪いねー、もう新撰組始まっちゃったね、いやホント悪い悪い」

と言いながら今度の忘年会の話とか、清志郎のクリスマスライブにもう一人上京してきて3人で行くという話とか、まあどうでもいい話をして結局電話を切ったときは新撰組のオープニング音楽は(やーやーやー、ややややー♪ってヤツね)は終わってました。ちゃんちゃん。