失踪日記

今日の出張はほんっとに疲れた!!!なんなんだー、あのS社のKさんは?!今後も一緒に仕事する機会があるかと思うと・・・。


とにかくグッタリして、でも直帰だから普通の日より早く帰ってきて最寄り駅の近くのいつもの本屋に寄ったら、目に留まったのが

吾妻ひでお失踪日記

買って読めとタイトルが帯(とりみきがコメントを寄せている)が言っている。で、さっきまでで一気に読んじゃいました。

うむー、こりゃスゴイ。実体験が無いと描けんわ。フツーに漫画として読んでも非常に面白い。アル中病棟編はちょっと読むのがツライが。

とりみきが巻末の対談で言ってるが、確かに絵が魅力的で上手い。密度があるのに読みやすく、暗い影があるのにカラッとしてる。

吾妻ひでおは「おちゃめ神物語コロコロポロン」のアニメを見てたのと、あとは作中で言っている”好きに書かせてもらっていた時代”のSF調のマンガをチラッとどこかで読んだぐらいかな。フッカツ後?ちょこっと描いたのもどっかで読んだかも。いずれにせよ、特に単行本を買ってまで読んでいた読者ではない。

今日は中身の濃い「マンガ」読んだなーってとっても幸せな気分。これで仕事の疲れも吹っ飛んだ。

しかし生きてりゃこそだよな。生きてりゃこんないい作品を発表して読者に読んでもらう機会もある。中島らもは結局アルコール依存症から戻って来れなかった。悔しい。是非とも吾妻ひでおには「アル中の快復率20%」の側の人でいて続けてほしい。周りのマンガ好きの特に男の人にはコアな吾妻ファンいますもん。会社のHさんもそのはずだ。