ロックンロールお年玉

三連休の初日、行ってきましたよチッタ!てなわけで、以下感想。

  • 田渕純とムード・アンサンブル東京

フライヤーには“元マヒナスターズの”って書いてあったけど、どんなおっさんが出てくるのかと思いきや、王子然として微笑をたたえたアンちゃん登場(よくよくプロフィールを読んだら、オリジナルのマヒナスターズにボーカル新メンバーとして参加していた、ということのよう)。うひゃー、のっけからこのイベントの濃さを象徴するような(?)ワケわからん兄ちゃんが出てきたなー、と眺めていたところ、始まりました演奏が。

わはは、もろ歌謡曲。こういうの決して嫌いじゃないです。微妙なトークが笑いを誘う。声いいなあ。彼、「アーバン・ムード歌謡の貴公子」らしいです。

  • ザ・サイクロンズ

映画パッチギ!で名前を知っただけで、あのときの印象でいかにもGSみたいのが出てくるのかと思ったら、どうしてどうしてそんなことはなく、もっと幅広い音出す聞きやすいバンドでした。ただ、ここでご飯食べとかないと後いつ食べれるか分からないと判断し、遅めのお昼をとるべく会場の外へ。入口でキーマカレーを購入し、再び会場へ。後方でモソモソ食べながら、ごめんよー、音はちゃんと聞いてるよと心の中で呟きつつ拝聴。

ここで出てきました、夜スト!ご飯、夜ストの後に食べれば良かったかもと思いつつ、前へ移動。ミウラさん側でフラカンのシャツ着てノリノリだったのはワタシです。

ミウラさん、チッタの会場を指して、体育館みたいにでかいな〜(確かに天井が高いと体育館みたい)、一生の記念にしよう、とか言ってた。

声も出てたしすごく良かったと思う。新曲なのかな、木曜日は仕事を休もうって内容のヤツ、あれ良かったな。新曲は、Walkin' by my selfやってくれて、これも大好き。この日は土曜だから最後はBig Fatかなと思ったけど、アウェーでイベントだしそういう雰囲気ではなく、トラブルボーイズでした。確か歌詞に“ロックンロールの〜”って出てくるのでもってきたのかな、うん良かった。バスタブブルースもやってました。新曲たまってきたようだし、今年中にアルバム出してくれないかなあ。

ナイトクラブ、ホテルカスバ(デカイ箱で聞くのもまた新鮮)、I Woke Up Crying(とにかく大好きな曲)、プライベートな話をしよう(何度聞いてもあのギターソロのところでシビれてしまう)、そして今回も不覚にも泣いてしまいそうになったギブソン。あれ、なんでなんでしょうねえ。何回聞いてもライブで泣いてしまいそうな曲には、他にピーズ「日が暮れても彼女と歩いてた」やフラカンの「東京タワー」がありますが。とにかく夜スト聞き終わった時点で、“夜ストをチッタで見る”ためだけでも、このイベント来て正解だったと思った。

えー、夜ストで胸いっぱいになってしまい、この後の記憶が曖昧ですが、思いつくまま。

前から気になっていて見てみたかったバンド。すごいインパクトありました。うわ、ボーカルの人、バク転して入ってきたよ。光ちゃんか!って思って見てみたら背が高いこと。これ、ちっちゃいハコでもやってるんでしょうか。ビラビラのシャツにも釘付けです。もうオーラ出まくり。やっぱロックやるには太ってちゃダメだよなーとか、ビラビラ衣装の下の、はだけたお腹のあたりを見ながら余計なこと考えてました。

音的にはかなり本格派のロックのようでいて、歌謡曲の要素もあったり。でも歌詞が確実に(私の好きな)ロックだ。CD買うかどうかしばし悩み、多分また対バンとかで見る機会あるだろう、てかまた見てみたいし、その時でもいいかな〜って。さすが京都代表だわと妙なところで感心してました。

エンケンです。最初から最後までエンケンしてました。そういや、わたしM先輩に絶対聞け!って言われて買ったエンケンの2枚組アルバム(純音楽一代)持ってるんだよな〜、久々に聞いてみるかな。MC(紙見ながら読んでた)で新年の初仕事はフラカン圭介君の結婚式で歌ったことって言ってました。そうそう、圭介さん年末再婚したみたいです。

もしかしてお客さん一番多かった(盛り上がっていた)?年末カウントダウンで一緒に見た友達に、(ダニーが)MCコリアにしか見えないって言われ、自分もそんな気がしてきて凝視してしまった。でもMCコリアはメガネかけてないよなー、確かに髪型はソックリだが。
今回一番若いアーティストって紹介されてました。そう言われてみれば、あの説明できない楽しさと爆発力は若さゆえかもしれない。けど反面、深みってか表現力は(当然なんだけど他に出演したオッサン達に比べたら)まだこれから。今後の成長も楽しみです。

かなりお腹いっぱいになってグッタリしてたので、後ろの方でのんびり見る。ちゃんと見るの初めて。ふうん、こういう音のバンドなのね。しばし休憩モードでした。

やっとフラカンです。たぶんセットリストは幕張とほぼ同じ(あ、そうだ、クネクネする曲やってくれたっけ)。なんだけど、やっぱりいい。なんでかなー、この前見たばっかりなのに、って考えて、当然なんだけど、ライブだからなんだよね。特に今回は右側2列目ぐらいで見れて(フラカンのときは大抵右側、なぜなら前さんは移動してくれるから)、あの3人の鬼気迫る演奏を見てるだけで楽しいんだな。
圭介さんも今回の濃いイベントの面子に負けないパフォーマンスで、出番待ち疲れちゃったみたいだけど、お疲れさまでした。

2部も気になったけど、1人で来てたのと体調も万全ではなかったのでこれにて撤収。いやー、新年早々お腹いっぱいなイベントでございました。3000円(は安い!って騒音寺の人言ってたけどホントだよね)+ドリンク500円でこんなに幸せな気分にさせてもらえて、感謝感激、これこそ本当に(お年玉を貰えない大人のための)お年玉でした。