誘われてフラフラ

以前、ダ・カーポで連載していたころよく読んでいたキャッチセールス潜入ルポ「誘われてフラフラ」が、本(ついていったらこうなった)になっていたので購入。出版社は違って内容も大幅に加筆されていた。

これね、連載していた頃から、危なっかしい感じがしていて(いつ本当に騙されちゃうか)気になっていたのですが、読んでみたら実際作者はいくつか餌食になってしまっていた。まあ、原稿が本になる、悪質芸能事務所、結婚相談所など、オカルトちっくな要素が低いものばかりで安心(?)したけど。。

私も作者と同じく、好奇心旺盛なんで、ついキャッチについて行ってみてその先を見てみたい、という衝動にかられる。実際一度だけエステの勧誘について行ってみたこともある(ちょびっと話を聞いてすぐに退散)。しかーし。学生の頃世話になった先生から次の話を聞いてから、絶対に何があってもついていくことはしまいと決めている。

その先生が大学生の頃(25年ぐらい前かな)、某宗教団体のサークル活動が激しく(原○研ですね・・)、私と同じく好奇心旺盛な仲間達数人と、実際中で何が行われているのか潜入して見てみようと、軽い感じで合宿だかに行ってみたら、ぬわんとそのまま入会してしまった人が!

当時は洗脳とかカルトとかそんな言葉もあまり浸透してなかったんでしょうかね。先生はその時の軽はずみな行動をひどく後悔し、今もずっと脱会支援の運動をしていると。

あそこは私が大学生の時もしつこく活動してたなあ。新入生の頃部屋まで勧誘にきたもの。もちろんハナから相手にしなかったが。

世の中ウマい話はあるわけない。楽して儲かったり頭が良くなったり、高いツボ買ったぐらいで幸せになったりするわきゃーないのだ。でもニンゲン弱いものだからね。特に健康を害している時とか引っかかっちゃうんだろうな。

世の中に出るとこんな危険な罠がいっぱいしかけられてますよ、そして万一引っかかってしまった場合でもこういう対処策がありますよ(クーリングオフとか未成年者の契約は取り消しにできるとか)、ってもっと義務教育の段階で教えないとダメだと思う。ナニ金を教科書にするぐらいじゃないと。

はあ、それにしても引っ越したばっかのウチの親(どっちも)が心配だよ・・、マーキングされていたらせっせと消しとかないと。老人住んでるってバレたらどんな輩が来るか分ったもんじゃない。イヤな世の中ですねえ。