週末だらだら

関東地方、昨日は久々の雪でした。

車の往来の多い大通りはそんなに積もっていないけど、路地に入ると数センチの雪。ザコザコ踏みつけて歩く。自分の車に積もっている雪を見ると、学生時代を思い出して、懐かしい気持ちになる。あの、何て言う名前のロシア料理なのかな、パンがぷっくり被さったシチューのカップみたいに、雪が膨らんでのっかてるの。以前乗っていたのがミニカ、今がファンカーゴ。丸っこい車が好きなのかな。

以前住んでいたのは、東北と言っても雪が多い地域じゃなかったから、こんな呑気なこと言えるんだろう。今年の豪雪による各地の被害を見てるとね。


引っ越すかもしれない、と前回書いたが、この週末家探しをするはずが、この天気で延期。家でやるべきこともたくさんあるのに、気が抜けてだらだら本を読んで過ごしてしまった。今相撲を見ながらコレを書いている。


あ、栃乃花が勝った。この人が下位で星を沢山上げて優勝争いに食い込み、顔を売った場所は覚えてるなあ、その後いつのまにか幕内から落ちてて、先場所あたり戻ってきたのよね。

今場所は栃東が優勝しそうで実に楽しみ。肌ツヤもいいし、まだまだ一花いけるんじゃないか。北勝力が二度目の優勝争いに加わったのも頼もしい。新旧世代は違えど、力のあるお相撲さんに頑張ってもらって、もっと角界を盛り上げてもらわないとね。


週末読んだ本は

阿修羅のごとく向田邦子
正月のNHK教育テレビ特番で爆笑問題の太田が紹介していた映像を見て読む気になった。文庫はずいぶん前に手に入れていたのだが、映像イメージが繋がったおかげで一気に読み上げた。向田邦子は久々に読んだけど、やっぱり巧すぎ、そしてコワイっす。ドラマの方もレンタルとかあるなら見てみたいな。

「誤読日記」斎藤美奈子
こういう書評があるととっても助かる。買って読む気はさらさら無いけど、どうしてこんな本が売れてるのかな?、どんな内容の本なのかな?というミーハー心を十分に満たしてくれる。

「逃亡くそたわけ」絲山秋子
Theピーズの曲が使われている小説、と言うのは前から聞いたことがあったが、公式HPでアビさん自ら大学の後輩でピーズのことも話のなかに出てくる、と宣伝してたので買ってみた。方言が効果的に使われていて、読みやすくリズムがあって、何よりロードムービーものが好きな私にとってはマル。で、よく見たら、この人今回の芥川賞取った人でした。芥川賞は足の裏のご飯粒って言ってた、うつみようこみたい(メガネが)な風貌の人だ。

「男に大人なんていない!?」キム・ミョンガン
内田春菊の表紙につられて買ったけど、中身は(私にとっちゃ)わりと常識的なことが書かれてた。キム先生、言いたいことはすごく良く分かるし共感できるけど、世の中の女性がみんな内田春菊や槙村さとる(奥さんね)みたいに自立した経済力のある女性じゃないんだからなー、とちょいと複雑な思い。経済力があってもコンサバ化は進んでいるようだし。知り合いで結婚後、親子みたいな関係になってる夫婦たくさん知ってますよ。

興味をもって読めたのは女性のマスターベーションに関するくだりかな。最近は婦人科で方法を教えてくれたりするのね!自分は誰に聞いたわけでもないが、小学校高学年からはじめ、中学のときに偶然「イク」ことを覚え、けっこう充実した自慰ライフを送っているような気がする。あんまり罪悪感持ったことも無かったけど、キム先生のお墨付きをもらえてちょっとホッとしたわ。


てなことを書いているうちに、栃東優勝しました、やったあ!直前に白鵬も勝ってたけど、栃東自身も朝青龍に勝って、自力で優勝決めてくれて、ホント嬉しい。ケガに負けずこれからも頑張って欲しいです。