家族の肖像

妹が結婚するんだそうな。それで今度のGW中、都合がいい日に妹の彼と母と私と4人で食事をすることになった。結婚式はせず婚姻届だけ役所に出しにいくと言う。えー、私だったらどうせ結婚なんてするんだったら(しないけど)、ネタにして各方面の友達集めて騒ぎ立てたい気もするけどなあ。まあ、それはいいとして。

つきあいもそこそこ長いし(3年ぐらいだったか。そのうちここ2年は同棲)、年齢は10歳近く上だが話に聞く限りとってもいい人そうだし、なんたって年収も申し分ないし、とにかく妹が幸せになってくれるならそれに越したことはない。自分のオヤを見て育っているだけに特に。

ただね。この前妹と会ってちょっと食事した時の話し振りがあんまり嬉しそうじゃないのが気になる。妹も働いているから税制面で得があるわけじゃなし、子供ができたわけでもない。以前から結婚したがっていた彼に押し切られた感がアリアリ。結婚に至った直接の理由は海外出張の多い彼のマイルが夫婦じゃないと分け合い無いからとか、彼がもう会社の上司などにも報告しちゃったからとか何とか。

まあ、これまで結婚した友達や先輩に聞いてもきっかけは転勤とか多いので、それはいいんだけどね。でも「実は48%は好きじゃない、彼はケッペキだから今後自分が浮気したら絶対別れる(別れられる)」とかのたまわってるんだもの。あーた、いったん結婚したあとに契約違反したら色々面倒なことになることぐらい知らないはず無いのに、今からそんな様子じゃ先が思いやられるなあ。

私はと言えば、まだまだ「結婚」やそれにまつわる「家族」ついて、分からないことがたくさんあるので、手を出さないことにしている。

そうは言っても彼と最近よくマンションがどうとかどうせ買うなら一軒家がいいとか、そんな話する機会が増えたのだけれど。うーん、引越し好きの私としては家はいらないなあ。でもこの先日本もどうなるか分からないし、持ち家の形で財産持っていた方がいいのかなあとか。特にこの前アメリカのワーキングプアの実態を書いたルポ「ニッケルアンドダイムド」を読んで以来気になっている。アメリ貧困層にとってこれほど家賃の高さが家計に重くのしかかっているとは。家賃問題だけじゃないけど、非常に重い内容の本でした…最近日本でもワーキングプアって単語はよく聞くけど、経済と社会の問題は本当に難しい。フランス大統領選の行方も気になるところだ。

って全然妹の話と違う方向に行ってしまいました。